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2004D1GP
Rd5お台場
レポート


9月18日(土)に東京のお台場にて「D1 GROUND PRIX」が行われました。

今回は、Aグループスタートにより、日光サーキットの予選からスタート致しました。予選から波瀾模様が漂う中、次々とベテラン勢や日光サーキットを得意とするドライバーが敗退。その中で内海は、予選突破を果たす事が出来ました。
決勝日は、朝から天候に恵まれ快晴。本戦単走が16時からという事もあり、朝からメンテナンスを行い細かい打ち合わせがドライバーと行われた。今回のコースは、前回のエキシビジョン同様のコースにさらにクラッシュパッドが設置されたコースレイアウトとなるが大きくコースアウトをしてしまうとコンクリートウォールの餌食となる為、繊細なドライビングが要求されます。内海は、練習走行から常に果敢に攻め、ラインを入念にチェック。決勝前の練習では、あえて本戦の走りを行わず、マシンの動きとタイヤの皮むきだけで走行を終了。

本戦単走
出走車輌パドックでは、いつになく落ち着いたドライバーの姿がありました。
本戦が始まり、まずは1本目。
若干コースの真中からラインをとり、1コーナー手前でアウトにふくらみアウトラインいっぱいで審査コーナーを駆け抜けていく。進入スピード・角度ともに申し分ない走りで走行を終了。2本目は、さらに上を目指すため、進入スピードをあげ、角度をつけるが、まさかのスピン。ラストの走りで進入スピード・ライン・角度を完璧にこなし、99.5点のトップ採点をマーク。ベスト16をトップで勝ち上がりました。

ベスト16
ここからは、追走に入る。追走の相手は、86で常に上位進出を果たしてきたいぶし銀の寺崎源選手。先行では、パワーを生かし、1コーナーで引き離しにかかる。しかし、喰らいつく寺崎選手がまさかのアンダー。大きくアウトにふくらみクラッシュパッドを掠めながらコースをまわる。これで優位にたつ内海だが、その手を緩めず後追いでも寺崎選手のインを差す。メカニックの元に戻ってきた内海とスタッフは喜びを分かち合うがこの時、内海から「こんな所で喜ばない。今日はトップを狙う。」と気合十分。

ベスト8
次に当たるのは、今年の大会で乗りに乗っている圭officeの風間選手。コースインで手の内を見せず、あえてグリップ走行に徹した内海が相手を翻弄する。先行でトップスピードに乗せて1コーナーを駆け抜けていく内海に対し、若干のミスをする風間選手。後追いでは、風間選手にマシントラブルが発生。久々のベスト4進出となりました。

ベスト4
準決勝となる相手は、トップシークレット三木選手。この選手も今年は、乗りに乗っている選手の一人。ここまでくれば、もう作戦などなく、持てる力を最大限に引き出すのみ。先行からのスタートで、今までと変わらないすばらしい走りをする内海に対し、三木はインをついてくる。ここで若干の三木選手有利。追走では、3コーナーでインを責めすぎ、ここで敗退。
戻ってきた内海に他のドライバーから大きな拍手。しかし、悔しさのあまりスタッフ一同も言葉が出ませんでした。今大会は、3位決定戦がなく、ベスト4の走りが採点され4位という残念な結果となりました。しかし、今までの悔しさとは比べ物にならない大きな何かを得られたと思います。
その晩は、気持ちを切り替えオールスター戦に向け、マシンのメンテナンスと打ち合わせが夜遅くまで続きました。

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