D1GP内海選手
レポート Rd.5


 8月9・10日 エビスサーキット南コースにてD1 GRAND PRIX第5戦が行われた。ミニサーキットながら一般入場者数3000人を超すビッグイベントとなりました。
  D1も後半戦に入り、今回からNEWマシン、チョップルーフS15の導入、巻き返しをはかります。このマシンの方向性としては、従来のPS13ワンビアのようなピーキーで1発狙いの車ではなく、コントロール幅も広く乗りやすさを求めた仕様に製作。今回S15での練習は十分と言える量ではなかったが、マシンの出来の方はよく、従来のワンビアより乗りやすい特性にした為、上々の走行を行う事が出来ていました。


 そして8月9日予選当日、台風の直撃で大雨と言うハプニングに見舞われながらも、時おり見せる小振りの雨を狙い練習・予選をコンスタントにこなしていく。練習枠は今回2回あり、1回目、2回目共に天候はウエットとなりました。1回目の練習では今一歩攻めきれない面はありましたが、狙ったラインをコンスタントに通る事ができ手ごたえを感じながら終了。

  そして、2回目の練習走行では先程の走行の中で、自分が攻めきれなかった原因が、角度を多くつけると自分の考えている制動距離では止まらないといった理由からで、横方向でのトラクション面での限界知を上げる為、車高・減衰共に変更を行い対応しました。
そして調子も上がってきたさなか、突如車が全回転域でバラつきが出てしまい吹けなくなるトラブルに見舞われてしまいました。(のち原因を調べた所、新品エアフロが動作不良を起こしていた事が判明) そして限られた時間での現場作業では原因が掴めず、今回はPS13ワンビアもブースの展示車両として持っていっていたため、急遽ワンビアの走行準備を行い本番へ挑む事となりました。


 予選は、所々水溜りなどがありましたが、基本的にはドライでの走行となりました。  車も路面状況も練習走行とは変わりましたが、本番1本目の走行から審査員に放送ではOKの声を頂く走りを収める事が出来ました。
 そして2本目はシフトアップ時に3速に入らずタイミングがずれてしまいドリフトせずミスとなりました。
 3本目は3コーナー付近の水溜りを避けるためラインを大きくとりましたが、大きなミスもなく走行を終えました。 しかし、結果の方は予選不通過という事に終わってしまいました。


  敗因は2コーナーにありました。車速を殺さないため、3コーナークリップを少し外し車速をのせ走らせたのですが、審査員側ではラインを外したと判断されてしまいました。
 この事を教訓に更なる練習をつんで次へと繋ぎたいと思います。


 今回負けはしましたが、自分自身もいい仕上がりになってきていると思います。次戦D1第6戦では戦闘力の高いS15を更に煮詰め、完璧の状態で挑みたいと思いますので応援をよろしくお願い致します。
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