D1GP内海選手
レポート Rd.6
DECセキアヒルズ


  10月4日・5日に九州セキアヒルズにて第6戦D1グランプリが開催されました。「DRFT」チームは、前日入りし、表彰台を狙うべく練習を行いました。
  
セキアヒルズというコースは、1・2コーナーがつながっており、3コーナーまでも差ほど距離もなく、ほぼアクセル全開で駆け抜ける迫力ある走りができるコースです。また、1・2コーナーは、アウト側から進入して、そのまま3コーナー手前までアウトラインを取り、3コーナーで一気にインに付くという高度なテクニックを要求されるサーキットでもあります。さらに、アウト側には、縁せきが無く、正確なコントロールが要求されます。

 3日・晴れ、路面コンディションは、ドライでチョップドS15にとってデータを取るには最高の条件です。まだまだ、熟成されていないDRFT S15は、セッティングに悩む状態が続きます。練習を淡々とこなすが、「決まったところに車が進まない」「アクセルを思い切り踏み込めない」などドライバーは、苦手なコースに苦戦しています。その時、まさかのコースアウト!フロントバンパー・サイドステップ・リアバンパーを破損。マシンにもダメージが出てしまい、修復作業を余儀なくされます。割れたエアロをすべて取り外し、時間の余す限りセッティングを行いたいとのドライバーからの要望で走行に入るが、アライメントが狂ってしまい、練習走行を終了し、九州のショップにてアライメントを取り直す事に・・・。

  4日・晴れ、早朝からマシンの修復作業を行い、エアロ装着と足回りのセッティングを若干変更し、不安材料を残したまま、予選に挑む事となりました。予選前の1本の練習走行のみが最終のセットアップになります。ドライバーからは、「昨日よりかなり良くなったが、マシンの動きが違いすぎる」とコメント。とりあえず、減衰調整のみで予選を開始する事となりました。ここまでくれば、ドライバーのモチベーションのみが、予選突破のカギとなります。1本目の練習走行は、まずまずの走りで走行。2本目の予選走行は、3コーナーに付く事無くスピン!そして、3本目の予選走行では、難なくクリアし、結果を待つこととなりました。その間に「DRFT」チームは、ミーティングに入り、決勝戦へのセッティングを入念に打ち合わせを行い、マシンのメンテナンスを行いました。

  しかし結果は、予選敗退。「2コーナーへさしかかる所でのアンダーが強く、速く走り抜けるようになった分、成功率を下げる結果になった」と内海は言う。皆様の応援を頂きながら不甲斐ない成績で熊本を終えてしまい、申し訳なく思います。

  次戦の筑波は、第1戦目で走行を行っており、最終戦ということで各ドライバーも気合十分でしょう。しかし、確実なセットアップと「内海スタイル」の完全復活で最終戦を有終の美を飾りたいと日々努力してまいりますのでご声援をよろしくお願い申し上げます。
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