D1GP
内海選手
レポート
in USA


  第一予選では、1本練習の2本の本番で得点の高い方を採用し16名まで絞ると言う通常通りの審査手順となりました。1本目練習では自分の中では手応えのある走りができ、さらに上を目指したスピード、そしてアングルに挑戦したのですが、車の限界を超えるアングルがついてしまいスピンとなり2本目を終えました。3本目は失敗が許されないため、1コーナーのアングルを減らし、ラインを重視した走りに変える事で手堅く走行する事が出き、1回戦通過16名中6位での通過となりました。そしてこのBEST16からは追走となり、相手はTEINワークスの今回Z33に乗ります、村尾選手との対戦となり、一本目は後方での走行となりました。


  今回Z33と言う車と走行するのは初めてで車両特性、スピードがわからず、NAと言う事で少し間隔をあけスタートしたのですが、予想より、直線が速く車間を少しあけられてしまいました。しかし高速S字コーナーではアングルを落とし走行し1コーナーへ進入しその距離を詰めて行きました。そして1コーナーを並んで立ち上がるその時、村尾選手は体制を崩してスピンとなりました。そして2本目は先行を走る為、ライン、スピードを重視し的確に走り、1本目の村尾選手のスピンが大きな勝因となり、BEST8へと勝ち進む事が出来ました。

  追走2回目はA'PEXワークスの今村選手の対戦となり、1回目は後方を走る事になり、今回今村選手とは同じ車という事もあり、負けたくない相手でもありました。パワー差がかなりあったため、ラインとアングルでいかに詰めて行くかで対応して行きました。そして追走に入り、前を走ります今村選手に1コーナーで詰めようと、IN側を張り付きドリフトし、今村選手にINから攻め寄ろうとしたのですが、今村選手もIN側を走行していため、行き場を失い、ハーフスピンとなってしまいました。そして2本目前走では上々の走りだったのですが、1本目のミスで敗退となりました。

  今回のD1は番外編と言うことで、日本でのD1 GPのポイントには加算されませんが、結果の方は5位という結果になりました。次回のアメリカでのD1GPに向けマシンの方を煮詰め、戦闘力を十分に上げ戦いたいと思います。そして今回、RX−7は輸出仕様車で、左ハンドルだったため、車への慣れが足りず、突然の状況変化には対応しきれない面もありました。今後はUSAイベントではこの辺も課題となるので、練習を積み対応して行き、次回は表彰台を目指したいと思います。

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