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ジムカーナ選手権REPORT
 
   

2003年全日本ジムカーナ選手権第4戦が広島県スポーツランドTAMADAにて行なわれた。今回の舞台も前回同様のカートコース。コース幅が狭く、ショートカットが多様された非常に難しい中速サーキットである。9年ぶりのTAMADA参戦となる山野哲也+Asgent55SS2000は、前戦の失格を跳ね返し完璧なマシン作りをして、名誉挽回となるこの一戦に全力を注いだ。

   

パドックでポーズをとる山野哲也

公開練習日の5月31日。あいにくの台風でコースはバッドコンディション。ヒート1、N3クラスファイナルゼッケン96、山野S2000がスタートを切る。風雨の中、マシンコントロールを失う選手が見られたなか、1分10秒174と午前のクラストップタイムをたたき出した。今回のマシンセッティングは、車両重量にも余裕を持ち、ダンパーの仕様変更をしていた。雨足も若干弱まったヒート2。ライバルのRX7勢が着々と実力を見せ、タイムを上げてきた。菅沼隆一RX7が1分08秒503で、ここまでのトップタイムを出す。続く山野S2000も水しぶきを巻き上げ、疾走。しかし勢いがつきすぎたのか、惜しくも脱輪ペナルティーを取られてしまう。ゴールタイムは1分08秒298と堂々のトップタイムだったが、ペナルティータイム5秒が加算され、結果1分13秒298となってしまった。トップの菅沼RX7とのタイム差2秒329と、総合結果6位でこの日の走行を終えた。翌日の決勝ヒートに備え、岩井照樹チーフメカ、島村琢磨メカの余念無い競技車両チェックが行われていた。

 
   

決勝日の6月1日は、台風は過ぎ、曇りのち晴れとなる。数多くの観客がスポーツランドTAMADAに訪れた。決勝ヒート1。前日同様、RX7勢が上位を占めており、前半ゼッケンまでのトップは地元広島の千葉圭一RX7の1分28秒319。静かにコースのイメージトレーニングを積み、スタートラインにつく山野S2000に全観客の視線が注がれる。スタートもスムーズに、難関のブラインドコーナーを走り抜け、快調にブレーキングからコーナリングへ移っていく。その走りは鮮やかだった。サーキットが緊張から解き放たれるゴールの瞬間! タイムは1分27秒162と、千葉RX7より1秒157もの大差をつけ、堂々のヒート1トップで折り返した。パドックに戻った山野S2000の周りには、絶えず人の波が押し寄せ、西日本の数多くのファンと触れ合う姿が見えた。 決勝ヒート2。山野S2000に追いすがるライバル勢がどこまでタイムを上げてくるのかに注目が寄せられた。ヒート1で2位につけていた千葉RX7が1分27秒428と、意地の走りを見せたが、山野S2000のヒート1タイムには及ばす。そして、もう誰も山野哲也を脅かすものはいなかった。優勝を確信し、スタートを切る! 決して楽ではないサイドターンセクションも、ミリ単位のマシンコントロール能力でカバー。熱くそして軽やかな走りでゴールラインを駆け抜けた。タイムは1分27秒473。惜しくもタイムアップはならなかったものの、山野がこの一戦にかけた思いが見事に花を咲かせた結果になった。5月31日にはJAFより、第1戦と第2戦のポイントは有効という通知が山野のもとに届いていた。今回の優勝により再びN3クラス、総合ポイント55でランキングトップに返り咲いた。そして2位とのポイント差をプラス5とし、シリーズチャンピオン獲得へ向け、大きな一歩となった。そして、残り全戦を全身全霊で立ち向かっていく!

   

「今回はどうしても勝ちたかった。前回の件もあったので、優勝することによって汚名挽回することができた。迷惑をかけた各スポンサーや関係者の方々、ファンのみなさんに償いができたことは非常に良かったと思っている。今回は難易度の高いコースで、満足のいく走りができ、ポイントトップにも返り咲くことができて嬉しい。今後もクルマを完璧にして、チャンピオンを獲ることに全てをかけていきたい。」

山野選手
   
RACE RESULT 2003
   
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