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ジムカーナ選手権REPORT
 
   

 2003年全日本ジムカーナ選手権第5戦が北海道とスポーツランドスナガワにて行なわれた。今回の舞台は超ロングストレートと中速コーナー、パイロンセクションで構成されているテクニカルコース。2年ぶりの北海道ラウンド参戦となる山野哲也+Asgent55SS2000は、難しいとされるコースに自信を持って挑み、ここで追いすがるライバル達を一気に突き放すべく戦う。

   

ジャンケン大会で盛り上がる
パドック

 公開練習日の21日、天候は晴れ。今回はサーキットの特徴に合わせてダンパーの変更やタワーバー装着など、コーナリングスピードをアップさせるマシンセッティングを施した山野哲也S2000。しかしライバル勢も黙ってはいない。ストレートスピードが伸び、パワーがある地元/北海道、沢口直弘NSXが前半セクションをトップタイムでその速さを見せつけた。しかしパイロンセクションとなる後半でタイムダウン、1分19秒483とタイムは伸び悩んだ。この時点での暫定トップは小林修RX-7の1分18秒440。そして山野S2000がスタートを切った。果敢に前半セクションの外周を攻める。後半パイロンセクションではサイドターンに苦しみ、ゴールタイムは1分18秒910と小林RX-7より0.470秒及ばず、2位で公開練習日を終えた。振り返れば、トップタイムから約1秒差の中に5台のマシンがひしめく混戦状況。翌日の決勝に備え、島村琢磨メカニックは夜遅くまでマシンのメンテナンスと、念入りなブレーキの調整を続けていた。

 
   

決勝日の22日、雲ひとつない快晴。朝の慣熟歩行を丹念に行う山野哲也。ヒート1。前日同様、沢口NSXが前半セクションをトップタイムで通過。ゴールタイムこそ1分47秒180と8位だったが、あなどれない。タイムではもうひとりの地元勢、丹羽裕一S2000が1分45秒144とRX-7勢を抑え、トップに踊り出ていた。いよいよ山野S2000のスタートとなる。ロケットスタートを決めた後の前半セクション、ブレーキングとコーナリングでパワーで勝るライバル勢を引き離したい。後半のパイロンセクションでは完璧な走りではなかったものの、見事なリカバリー能力を見せる。駆け抜けたゴールタイムは1分45秒083と、丹羽S2000より0.068秒上回り、トップで折り返す。昼休みになると、北海道のレースファンが山野ピットを訪れ、賑わいを見せた。ヒート2開始。気温も上昇、各マシンがタイムアップを計るなか、丹羽S2000が山野S2000のヒート1タイムを上回り、1分45秒075とトップに飛び出す。しかしすぐさま小林RX-7がタイムを塗り替え、1分45秒037とパワーのある走りを見せつけた。N3クラスファイナルゼッケン山野S2000が、集中力を高めてスタートした! 前半、時速100キロを超えるハイスピードコーナーでの立ち上がりに一瞬リヤが流れ、ガードレールに接触するかしないかのギリギリの走行に観客からどよめきが起こった。後半のパイロンセクションに入り、サイドブレーキに不調を抱えていたが、けっして焦らない走りは、まさにサイボーグのようだ。ゴールタイムは、1分45秒281と会場からため息が漏れた。結果、ヒート1でのタイムが有効となり、トップの小林RX-7より0.046秒差、2位の丹羽S2000からは0.008秒というジムカーナならではの僅差のタイム差で3位でレースを終えた。
 前半戦を振り返り、シリーズポイントでは65ポイントと、2位につけている柴田優作S2000より9ポイント引き離している。しかし余談は許されない状況には変わりなく、今後猛追してくるであろうRX-7勢に対抗するべく、マシンのリセッティングはすでに始まっている。

   

「走りそのものには100%満足しているが、ベストタイムが出せなかったこと、メカニックが努力してくれたことに対して応えられなかったことが悔しい。後半戦はライバル勢が伸びてくることが予想されるので、マシン作りをさらに見つめ直し、ボク自身もプライベートテストを行い、ドライビングの精度を高めて次戦に臨む。」

山野選手
   
RACE RESULT 2003
   
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