「交代してから10周ほど走行したところで、ミッションに嫌な感触が出始めていました。ただ、他に大きなトラブルが無く山田選手が大事に乗ってくれていましたし、後方とのマージンをかなり作って渡してくれたので、全体を通して余裕がありました。正直昨年は2回ほどクラス優勝できると思っていたのが、出来なかった。今年は全く新しいパーツを投入して、たくさんの方の協力で作ることが出来た新体制で望んだ開幕戦でした。絶対にクラス優勝をしたかったですし、ここツインリンクもてぎでリベンジしたかった。とにかく、“嬉しい”の一言につきます。チーム全員の力で、すべての歯車があった開幕戦でした。同じチームの77号車がトラブルで完走できなかったのが残念。たくさんの課題がありますが、一つずつクリアにしシーズン通していいレースが出来たらと思います。」 |
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「スタートから通し、無理せずマシンを大事に乗ることに徹したレースでした。クラストップの83号車に追いついたものの、ストレートに強いNSXをなかなか抜くことが出来なかった。いいペースで走っていたので必ずチャンスがくると信じ、無理せずにプレッシャーをかけ続けました。ミスを誘いヘアピンでパスし、その後ラップタイムを意識してペースをあげています。ここで後方との差を広げてマージンを稼ぐとともに、NSXに諦めさせる作戦でしたから(笑)開幕戦でしたし、まだまだ車に不安や課題があります。とにかく車を壊さず最後まで走ることが大事だった。そして、絶対に尾本選手にトップで渡すと決めていました。今後の課題は、耐久レース用マシンなので「乗りやすい車」を作ることです。車のバランスはとれてきているので、確実に磨きをかけていきます。」 |
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