C-WEST シーウエスト
EXPERIENCE THE NEXT DIMENSION
トップページへ 商品紹介 レース情報 チューンドカー情報 ダウンロード
オンラインショップ ショップ紹介 チャレンジカップ イベント C-WEST USA
ひとつ前のページに戻る お問い合わせ
2004年スーパー耐久レースレポート レース情報トップページ
決勝レース 2004年10月3日(日)

天候は一転し、前夜から降り出した雨が止む気配はなく、天気予報どおりの肌寒いレインコンディションのレースとなった。
第7戦はクラス3のタイトルにも王手がかかり、#245モバイルキャスト アドバンZの星野一樹・井出有治組が8位以内でフィニッシュするとクラスチャンピオン決定となるレースとなった。

もちろん、#23C-WEST ORCアドバンZ尾本直史・山田英二組は、何が起こるか判らない雨のレースに望みをかけ、優勝を目指す。
#23のスタートドライバーは、前戦優勝したときと同様に山田英二。
気温や雨の影響で、ローリングスタートまで5周を要する、めずらしいスタートとなった。
レース開始直後の事故により1回目のセーフティカーが導入される。撤去作業完了まで10周かかっての再スタート。

#23山田は#245を常に射程距離に収めながらの安定した走行をみせる。徐々に3位以下を引き離し、2台がクラス3を引っ張る形となった。
33周目に今度はコース脇に止まった車輌撤去のため、2度目のセーフティカーが導入される。
これがトップ#245(井出)に5秒近くはなされていた#23(山田)を助け、真後ろにつけることになる。

36週目、再スタート。しかしレース再開直後に再度コース脇に車輌がストップし、3回目のセーフティカー導入。
これを利用し、#245(井出)がピットイン。その1周後、#23も予定通りのピットインを行い、ドライバーを尾本直史へと交代。
素早いピットワークを終えピットを後にしたが、ピットロード出口で赤信号によるタイムロスにみまわれる。これにより#245との差が拡がり、厳しい戦いとなった。

52周目にようやく再スタートが切られ、53周目には#245(星野)との差が約20秒。
82周目には#245との差は約24秒。
ここまでタイヤをいたわる我慢の走りに徹していた3位走行の#27が、後方から差を詰め始めていたため、#23(尾本)も攻めの走りにはいり、勝利に向けてのラストスパートをかける。

1周ごとに1秒以上の差を詰める猛チャージをかけ、残り10周目にはトップとの差を9秒台とし、前を行く#245(星野)にプレッシャーをかける。
その後も7秒、5秒、3秒と更にタイム差を縮め、トップを追いたてる。
ピットではメカニック、チームスタッフの全員が、タイミングモニター前を陣取り、固唾をのんで見守る。

100周目に1秒差まで詰め寄り、101周目には星野の背後にピタリと付け、パッシングチャンスを伺う。そしてついに、ラスト2周目のヘアピンコーナーで#245(星野)をかわし、#23(尾本)がトップを奪取する。
前に出た#23(尾本)はファイナルラップのホームストレートで2秒差をつけ、チームスタッフがピットウォールで迎える中、トップでチェッカーを受ける。
2戦連続、今季3度目のクラス優勝を達成し、ランキング2位決定的なものとさせている。

今季はシーズン中盤から、マシン自体の速さ・ポテンシャルはあがったものの、十勝までの5戦は流れをつかめず、勝利の波に乗ることが出来なかった。第6戦TIからは、霧が晴れたかのように2戦連続優勝と確実に速さを結果に結び付けている。

シリーズ優勝こそ逃したが、#23C-WEST ORCアドバンZが最終戦を優勝することにより、4戦優勝しチャンピオンになった#245モバイルキャストアドバンZに優勝回数が並ぶため、チーム一丸となって最終戦も優勝を狙うことを誓ってサーキットを後にした。

#23 C-WEST ORCアドバンZ(日産FAIRLADY Z/Z33)
クラス3・優勝
1'30.968(2/4)


C-WEST シーウエスト | エアロパーツの開発、製造ならC-WEST Copyright 2002 C-WEST inc. All Rights Reserved.