前日の雨もあがり、気温が上がったことで富士のコース上には濃霧が立ち込めた。これにより、決勝レース開始が約1時間遅れる。スタート時には霧は薄れたが、路面はウェット。だが、マシンの通るライン取りだけはドライとなっていた。
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C-WEST ADVAN Z33にはドライタイヤが装着され、ファーストドライバーとして尾本選手がスタートを切った。ローリングスタートしたマシン群が1コーナーに次々と飛び込む。しかし、ピットからはその姿がかろうじて認識できるくらいの状態。
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レースは、同じクラス3で4番手につけいていた #83 BP ADVAN NSXが7LAP目でスピン。C-WEST ADVAN
Z33は順位をひとつ繰り上げ、5位へ。天候は曇天のままだが路面がドライへと広がっていく。
ところが、13LAP目、#83 BP ADVAN NSXに遅れてストレートを通過した尾本選手から無線で連絡が入る。「エンジンが吹けない・・・」。併せてエンジンオイルの油圧異常ランプ点灯が指摘される。そして14LAP目、Aコーナーでマシンは無常にもストップ。油圧の低下によるエンジンブローを招いたのだ。無念にも、高速走行を得意とするZの本領を発揮できずに第3戦を終えることになった。
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マシンのセッティング、ピットワークともに向上しつつあるC-WEST LABS。今回はリタイヤに終わったが、得たデータは大きい。2週間後に控えた次回第4戦美祢でそのノウハウを武器に果敢に突き進んで行くC-WESTアドバンZ33にご期待ください。
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