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ジムカーナ選手権REPORT
  山野選手優勝、V12へ向け好発進!
   

 2005年JAF全日本ジムカーナ選手権が栃木県ツインリンクもてぎスーパースピードウェイにて行われた。オーバルを使用したコースは、開催されるどのコースよりも高速の戦いが予想される。2004年度、参戦レース全てで優勝を果たし11回目となるシリーズチャンピオンを獲得した山野哲也は「EXEDY 55S NSX」で引続き参戦。チーフメカニックは「チャレンジャーKANTO」の岩井照樹。メカニックは島村琢磨と昨年度と変わらないチーム体制となる。山野はスーパーGT参戦スケジュールと重るため、参戦レースが限られる中でも常にベストを尽くし、前人未到の12度目のシリーズチャンピオンを目指していく。

   
兄弟でダブルエントリーを果たした
山野哲也と山野直也

 12日公開練習日。晴れ。今シーズンよりレギュレーションの変更でダブルエントリーが可能になり、山野はチーム戦略の一つとして、今回は山野直也を起用。練習走行1本目、N3クラスがスタート。まず直也NSXが先にスタートする。初のオーバルコースでのジムカーナとなる直也は、果敢にコースを攻めていく。ゴールタイムは1分38秒247とトップタイムを出し、事前の練習ができなかった中でも、柔軟性の高さを見せつけた。その後、昨年度N3クラスランキング2位の田原憲RX7が1分36秒852と、直也NSXのタイムを塗り替えた。そして山野NSXが登場。前半セクションの山場である高速ターンを驚異的なマシンコントロールでクリア。後半のパイロンセクションやゴール直前の360度ターンをパイロンギリギリに攻めきる。他を圧倒する走りのタイムは1分35秒554と、2位の田原RX7に1秒298差をつけトップに立った。午後の2本目はマシントラブルにより出走はできなかったものの、直也3位、山野1位と言う順位に変動は無かった。その後マシンは岩井・島村両メカニックにより、トラブルは解消され明日の決勝に向け準備は整った。

   

 13日決勝日。快晴。山野と直也は念入りに広いオーバルコースの慣熟歩行を行う。N3クラス、ヒート1。直也NSXが勢い良くスタートをする。前半のターンセクションをこなし、高速スピードでメインストレートを駆け抜けた。しかし順調に見えた終盤の変形三角パイロンターンで痛恨のミス。タイムを大幅にロスし、結果ヒート1のタイムは1分57秒156となった。その後1分40秒代後半のタイムで争われていたが、クラス終盤になり藤本泰則RX7が1分43秒326と、40秒代前半のタイムを出してトップに立つ。続く柴田優作RX7が1分43秒192とすぐさまタイムを塗り替えたが、今シーズンも打倒山野に燃える田原RX7が1分42秒030と暫定トップになる。スタートラインにつく山野NSXは、見事なライン取りとブレーキングで鮮やかにパイロンをすり抜け、ターンを決めていく。終盤のカギとなるパイロンセクションや360度ターンも華麗にまとめ、たたき出したタイムは1分40秒858と1秒172の差をつけ、異次元の速さを見せつけた。昼の慣熟歩行の時間帯に山野と直也は終始ファンサービスに徹し、パドック内を賑やかにさせていた。ヒート2。タイムアップに全神経を集中させた直也は、1分43秒127でチェッカーを受けた。暫定で2位につけていた田原RX7もパイロンタッチで1分47秒820とタイムアップを果たすことはできず苦汁を飲んだ。スタートを切った山野NSXはヒート1のタイムに甘んずることなく、果敢にアタックしていく。観客の期待はヒート1のタイムをどれくらい上回るかに寄せられる。誰にも真似のできない力強い走りで1分40秒528と0秒330のタイムアップを果たし、見事開幕戦を優勝で飾りV12へ向け好発進となった。

   

「今回は、ダブルエントリーと言うレギュレーションを活用して、自身のV12獲得のために山野直也をセカンドドライバーとして起用した。ダブルエントリーのメリットはブレーキやサスペンションのセッティングを詰めることが早くできることが改めてわかった。今後はまだ決定してはいないものの、直也をうまく起用してV12を獲得することを第一目標とし、さらに兄弟でワンツーフィニッシュができればこの上ない結果である。次戦名阪は路面とタイヤのマッチングが厳しそうだが、まずは2連勝を狙っていく。」

「今回の出来は50点くらいだった。それでもNSX勢の中では2番手のタイムを出せたことは、今年NSXに乗り換えてきたライバル勢とのアドバンテージが築けたので、それに関しては良かったと思っている。今後の課題となるターンセクションを克服したいと思う。次回参戦時には準備万端で自分の実力を100%出し切りレースに挑みたい。」

 

山野選手
表彰台での山野哲也(左から3番目)と
山野直也(右から2番目)
   
RACE RESULT 2003
   
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