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ジムカーナ選手権REPORT
  ライバル勢一蹴の驚速!連勝で選手権を二歩リード
   

 2005年JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦が奈良県名阪スポーツランドCコースにて行われた。2004年はGTレースのスケジュールのため欠場を余儀なくされた名阪戦。3年ぶりとなるコースに山野哲也は、EXEDY 55S NSXとともに乗り込んだ。開幕戦を優勝で飾った勢いに乗りV12達成へ向けて、第2戦に闘志を燃やす。

   
270度ターンを鮮やかに決める
EXEDY 55S NSX

 23日公開練習日、晴れ。練習走行1本目、N3クラスがスタート。コースは低速テクニカルセクションの前半、後半は高速ハイスピードからなり、ゴール直前には270度ターンが設けられた。RX7を駆るライバル勢筆頭の田原憲を始め、柴田優作らが好タイムを残す。しかし山野NSXは前半では見事なまでのドライビングコントロールを見せる。後半はゴールまで息をのむ速さで駆け抜け、1分11秒600。2位につけた柴田RX7の1分12秒862より1秒2のリードを築く。2本目がスタート。路面状況が良くなり、タイムアップするマシンが増える。N3クラス終盤、柴田RX7がスタートするが1分12秒764で2位。その直後、森嶋昭時RX7が速さを爆発させる。中間タイムは山野NSXより速く、場内は騒然となった。しかし終盤のパイロンタッチで5秒加算のペナルティーで1分17秒399と下位に沈む。続く田原RX7も勢いよくスタートしたが1分12秒852と3位。山野NSXは1本目のタイムに甘んじることなく1分11秒513と0秒087のタイムアップでチェッカー。この日トップで走行を終えた。翌日の決勝に備え、岩井照樹チーフメカニックと島村琢磨メカニックは余念無いマシンメンテナンスを行なった。

   

 24日決勝日、晴れ。朝早くから多くの観客がサーキットを訪れ、パドックには賑やかさが増す。N3クラスヒート1がスタート。コースは若干変更となり、前半のテクニカルセクションにさらにパイロンターンが増え、より難易度が増す。好調な柴田RX7がスタート、1分22秒786でトップに立つ。続いて森嶋RX7がコースに飛び出していったが、力みすぎたのかオーバースピード気味で走りが乱れる。タイムは1分23秒796と上がらず。田原RX7も1分23秒268と3位のタイムでチェッカー。観客の視線は山野NSXに注がれる。より難しくなった前半を、NSXの大きさを感じさせないコンパクトなコーナリングでタイムを刻む。他のマシンとは違うライン取りをし、中間タイムは唯一49秒台と大幅にタイムを塗り替える。続く後半も縁石をうまく利用しながら駆け抜ける。ゴール直前の270度ターンもパイロンより10cmとも離れない絶妙な神業ターンを決め、どよめきが起きる。1分21秒378と驚異的なタイムで2位より1秒4差をつけ、ライバル勢を一蹴した。昼の慣熟歩行の時間はイベントに飛び入り参加し、メインスポンサーであるEXEDYの賞品を多くの観客へ向けて投げ入れ、観客席から大きな歓声を浴びていた。

この間チームピットでは岩井チーフメカと島村メカがサスペンションの交換を行なっていた。ヒート1終了後、山野は岩井チーフメカと相談し、いままでチョイスしていたソフト目のサスペンションからハード目のサスペンションに変更を決めた。ヒート2で更なるタイムアップのためにチャレンジに出た。ヒート2が開始。ヒート1よりタイムダウンするマシンが多い中、森嶋RX7も柴田RX7も例外ではない。田原RX7だけが1分22秒379とタイムアップを果たすが2位で苦汁をのむ。いよいよ山野NSXが登場。山野は前半セクションをハード目となった足回りながらもしっかりとまとめ上げる。高速コーナーが続く後半ではより攻め方が激しくなる。マシンのパフォーマンス度アップを狙ってチョイスしたハード目の足回りが効を奏す。最後の270度ターンではさらに攻めたが、ほんのわずかパイロンタッチのペナルティー。1分26秒192となるが、気迫のこもった走りは観客を大いに沸かせた。結果、ヒート1のタイムが有効となり、見事優勝を飾る。山野は前人未踏のV12というタイトル獲得に向け、勢いを増すばかり。その勢いは次戦菅生ラウンドに継続される。

   

「数年ぶりに来た名阪で、しかも勝率の低いこのコースで優勝できたことは、今シーズンのチャンピオンシップへ向けて最高の結果を得ることができた。今回は金曜日から全ての走行で最も速く、かつ最も安定したタイムを出しつづけることができた。ボクのコメントとクルマのセッティングが、常にタイムと言う数値で裏付けされるデータが出てとても充実した週末だった。この勢いで残りの3戦決めて、第5戦九州ラウンドでチャンピオンを確定させたい。」

 

山野選手
表彰台で笑顔の山野哲也(中央)
   
RACE RESULT 2003
   
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