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ジムカーナ選手権REPORT
  山野選手優勝、V12へ向け好発進!
   


 2005年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦が宮城県スポーツランドSUGO国際カートコースにて行われた。今大会は開幕戦もてぎに引続き、山野哲也はダブルエントリーのチームプレーを遂行。後を追うライバル勢を一気に引き離し、山野直也とともにワンツーフィニッシュを飾るべく挑んでいく。

   
トライアングルコーナーに進入する
EXEDY 55S NSX

 19日特別練習日1日目、晴れ。練習走行がスタート。コースレイアウトはカートコースを利用、ショートカットが多用された難易度の高いものとなった。山野哲也と直也は常に1位と2位のタイムで他を圧倒していた。
 20日特別練習日2日目、晴れ。N3クラス、直也NSXがスタート。開幕戦からのブランクを感じさせない走りで1分10秒577で暫定トップに立つ。その後、新井大輔NSXが1分12秒012で続く。山野NSXがスタートする。鮮やかなライン取りとドライビングテクニックで1分10秒277のトップタイムで終えた。

   


 21日公式練習日、晴れ。山野は公式練習は欠席し、直也のみが参加。午前1本目、直也NSXは走行直前にエンジンがかからないトラブルで走行できず。新井NSXが1分14秒204でトップ。直也NSXはN4クラス内での走行が認められ参考タイム、1分14秒130と午後に期待が寄せられる。午後2本目、直也NSXがスタート。軽やかに難関コースを疾走し、タイムは1分13秒630でトップとなる。岩井照樹チーフメカと島村琢磨メカは、ダブルエントリーの決勝に備え、余念無いマシンチェックを行なった。

 22日決勝日、晴れ。早朝からパドックには活気が溢れる。N3クラスヒート1が直也NSXからスタート。丁寧なライン取りで前半セクションを走り抜け、さらにスピードを上げて後半セクションに突入していく。ゴール直前のトライアングルターンを見事に回りきったかと思われたが、かすかにパイロンタッチ。5秒のペナルティーが科され、1分12秒646となる。続く安部洋一RX7が1分07秒839と上位に食い込んでくるが、新井NSXが1分07秒400で暫定トップ。満を持してファイナルゼッケン山野NSXが登場。スタート直後からとてもNSXとは思えないキビキビとした動きを見せ、前半セクションを中間ベストタイム。後半セクションは、いくつものコーナーが重なる複合コーナーを美しく見事にまとめ上げ、一気にゴールまで駆け抜けた。タイムは1分06秒373と新井NSXに対し、1秒027差で余裕のトップに立つ。
 昼休みに入り、観客がパドックに詰め掛け、山野はファンサービスに徹する。直也は昼の完熟歩行を入念に行い、ヒート2に備えた。いよいよ期待が高まるヒート2、直也NSXがスタート。ヒート1を払拭する積極的な走りを見せ、トライアングルターンもきれいに通過。タイムは1分07秒528と惜しくも新井NSXのヒート1タイムに一歩及ばず、3位で悔しさをにじませた。その新井NSXも1分07秒649とタイムアップ果たせず2位。田原憲RX7も5位のタイムで終わる。優勝を確定させた山野NSXはライトオンでスタートを切る。ビクトリーランでも気を緩めない走りに観客は大いに沸く。鮮やかにコースを疾走したタイムは1分06秒529とわずかにタイムダウンしたものの、その姿にサーキットから大きな歓声が上がっていた。最終結果はNSX勢が見事にワンツースリーの表彰台占領という快挙を達成させた。

 今回、ワンツーフィニッシュは叶わなかったがチームプレーが見事に功を奏し、ライバル勢を下位に沈めたことは山野のシリーズチャンピオン獲得へ向け、非常に優位に立った。山野が参戦できる残り2戦に偉業達成の大きな期待が寄せられている。

   

「菅生は木曜から走行を始め、良いセッティング見つかり意義のあるテストが行なえた。直也も走るたびにコースのポイントを押さえ、NSXがだいぶよくわかってきたようだった。決勝は想定タイムと同じタイムが出せ、ドライビングとセッティングがバッチリはまった結果だと思う。今回、直也と共に表彰台に上がり非常に良い展開となった。シリーズポイントを争っている田原が5位だったこともあり、チャンピオンの確率も高まった。次戦イオックスでV12に王手をかけたい。」

「今季2度目のダブルエントリーでの参戦。公式練習日は山野哲也が欠席だったこともあり、トップで終えることで自信を持って決勝に挑んだ。決勝結果は思うようなタイムを残せなかったが、二人で表彰台に登ることができた。しかし目標であったワンツーフィニッシュが果たせなかったことは非常に悔しい。再びダブルエントリーのチャンスがあれば今度こそワンツーフィニッシュで締めくくりたい。」

 

山野選手
表彰台で歓声に応える山野兄弟
(中央:哲也、右:直也)
   
RACE RESULT 2003
   
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