開幕戦で２位を獲た＃２３号車　C-WEST ORC アドバンZと５位入賞を果たした＃４８号車フィールズT&GアドバンZがさらなる上位ポジションを狙い舞台は鈴鹿へ移った。
練習日から日差しも強く、日中は汗ばむ陽気が続き迎えた決勝日の朝C-WEST LABSアドバイザーである脇阪寿一氏から、ドライバー、メカニック、スタッフ全員が再度自分の作業の確認とチームの集結性を高めるべく、ミーティングが行われ他のピットまで響き渡るくらいの大声で優勝を狙い「おぉー！！」と掛け声をあげ、勝負の一日が始まった。

今回の作戦としては＃２３号車と他のライバルチームは１ピットに対し、＃４８は前日の予選時に生じた燃料系トラブルにより最後尾からのスタートとなるため、多くのマシンをかわし上位に食い込んでいかなければならない状況であった。 その為、スタート時はやや燃料を少なくし前半マシン重量 軽いうちに上位まで上り詰めてからの２ピット作戦で決行。

やや日も出て暖かくなり、いよいよスタート。
予選クラストップの＃２３号車は尾本選手がスタートドライバーに、そして＃４８号車へは星野選手。＃２３号車との間には２９台のマシンがひしめきあい、スタート直後からグイグイとゴボウ抜きを仕掛ける星野選手。会場はその追い上げに魅了したように盛り上がる。＃４８号車はついに＃２３号車の前を走り、クラス２位。 ＃２３号車はブレーキに問題をかかえながら、我慢の走りを続け安定した走りをし＃２７をかわしクラス２位に浮上した。
同時に＃４８は給油とタイヤ交換をするのみでドライバーチェンジなしの２スティント。
そのまま続けて星野選手がステアリングを握り、再度コースイン。

ほぼ予定通りの周回数を重ね、＃２３号車がピットイン。尾本選手から山田選手へとドライバーチェンジ、タイヤ交換、燃料補給を経てコースイン。ライバルチームが次々にピットインする中、＃４８号車は一時クラストップを走行。＃２３号車は２位を走る＃３３号車を猛追し即座に＃３３をパス。 LAP55　クラストップを走る＃４８号車が予定のピットイン。星野選手からヒロミ選手へとステアリングを託し予定のルーティンを終わらせ、再び混戦の中へ。１位＃２３ 、２位＃８３ 、３位＃３３ 、４位＃４８となり我がチームの＃２３と＃４８は前戦のポジションからそれぞれ１ポジションを上げ、優勝と4位を獲得した。