C-WEST シーウエスト
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REPORT
決勝レース
2003年4月27日(日) 100LAPS(1周 4.063km)

決勝日は、昨日までの雨も上がって好天に恵まれた。それだけに、路面温度も上昇し、テクニカルなコースレイアウトとも相まって、タフなレースになることが予想された。そして、12時54分、地響きのようなエキゾーストノートを響かせ、100ラップ、約406km先のゴール目指して全車がスタートを切った。

予選クラス3位、総合でも13位に位置するC-WESTアドバンZ33も無難にスタートを切る。序盤はマシンの様子やラップを見ながらコンスタントに走る作戦としていたため、9周目に順位を1つ下げるものの、大きな問題ではない。そして、順位をキープしたまま30周を過ぎる。ラップタイムも各車5〜6秒台と安定してきた。この時点での順位が、トップORC ADVAN RX-7、2位にFINA BMW M3、3位にREDLINE RX-7、そして4位にC-WESTアドバンZ33となっていた。


そして、レースも半分に近づいた37周目、突然の無線が入る。
―――ミッショントラブル…!

それまで6秒台でコンスタントにラップを刻んでいたマシンが、いきなり22秒台までタイムを落としてしまう。しかし、そのまま走行を続けるしかない。ミッショントラブルの場合、無理をすればギヤ全てが分解してしまう可能性もあるだけに、丁寧に走るしかない。ニューマシンとはいえ、いきなり大きな試練を抱えてしまった。
それでも、ほぼ半分の49周目にピットイン。メカニックが駆け寄り、タイヤ交換、給油、そしてドライバー交代が行われた。しかし、ミッションはどうすることもできない。ルーティンのピットワークをこなし、各部をチェック、マシンをコースに送り出す。

もちろん、順位は5位まで落ちてしまった。しかし、「あきらめる」という事を知らないC-WEST LABSのドライバーとスタッフは、あえて順位を上げるべく追撃することを決定した。前を行くのはBP ADVAN NSX。その差は、およそ200秒、約1周半近くの距離になる。そして、残り周回数は20周と少し。1周に付き、10秒縮めれば、最終ラップに逆転できる計算になる。そして、前を行くNSXもトラブルからか、ラップタイムを10秒ほども下げていた。

C-WESTアドバンZ33を駆る星野選手は、手負いのマシンで猛然とチェイスをはじめる。それまで2分10秒台から13秒台であったマシンを、5〜6秒台にまで上げてくる。1周終えるごとにどんどん差が詰まってくる。前だけを見て、見えない相手を追いかける。そして、チェッカーが振られる1周前、最終コーナーをNSXの前でC-WEST Z33が立ち上がってくる。
ついに追いついた―――。

結果はクラス4位。表彰台は逃したものの、完走することで多くのデータを手にした。トラブルを抱えた状態でどこまで走れるか、全体の中で相対的な速さはどのようなものか、そして、どうやったら勝てるのか。
第2戦は、2週間後の5月10・11日に鈴鹿サーキットで開催される。300マイル、約480kmで行われるレースは、今回のレースよりも80km距離が伸びている。燃費がどう作用するか微妙な距離である。開幕同様、激しい戦いになることが予想されるが、万全の体制を整え、狙うはもちろん優勝だ。

 
スーパー耐久シリーズ
場所 予選 決勝 Best Lap
Round.1
仙台ハイランド 3位:1'58.180
4位:93 LAP
3:21'47.004
尾本 直史
2'01.242(48)
星野 一樹
2'04.843(45)
   
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