前回の高速サーキットの富士とは正反対の特徴を持つ、ストップ&ゴーの美祢サーキット。 マシンの仕上がりもよく木曜の練習走行から現地入りする。 13:30からグリッドを決める予選2回目がスタートした。天候は小雨で路面はウェット。尾本選手が乗り込んだC-WESTアドバンZ33は深溝レインタイヤを履き、クラス3のスタート時間をコクピットで待つ。
クラス3、4走行スタートとなり一斉にマシンはコースになだれ込む。予選を得意とするRX−7勢の中で#15号車が序盤に1’51.7秒をマーク。続いてC-WEST アドバン Z33が1’52.9秒で2番手についた。その後シリーズトップの#27号車が1’52.3秒を出したとほぼ同時にC-WEST アドバン Z33は一旦ピットインし,、更にタイムを縮めるべくフロントスタビを調整。コクピットで作業を待つ尾本選手はピットモニターを睨み、コースインするタイミングを計る。
三度タイムアタックをかけにコースインし、#15号車、#27号車に迫るタイムを狙うがしかし、その結果は良い方向を示さず、路面は序々に雨水が引いてきた。その路面状況を判断し、3度目のピットイン。セミウェット用の浅溝レンタイヤへ変更しているころ3、4クラスの予選時間枠から全クラスの予選走行枠に入っておりコース上に多くのマシンが混走していた。勝負が1ラップに掛かっていた為、予選走行時間枠ギリギリまでC-WEST アドバン Z33はタイヤの負担をかけないように巡航し、最後のアタックを開始した。レインコンディションを得意をする#39号車のNSXがトップ、続いて#15号車、#27号車。1’51秒台にはC-WEST アドバン Z33を含め同クラスが4台が入る混戦となった。